みなさん、こんにちは。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今、私の教室ではピアノを習い始めて間もない生徒さんが多くいらっしゃいます。
お母さまのお付き添いやお忙しい中で
レッスンの録音を聴いていただいたりしています。
いつも練習へのご協力ありがとうございます。
今日は、今習っている、あるいは今からピアノを習わせたいと思われるおうちの方に
私からお願いしたいことを書いてみたいと思います。
ピアノという習い事は小さなお子さんにとって
とても難しい習い事であるということをまず知っていただきたいと思います。
もともと体格の大きな西洋の男性が扱う楽器であるということも重要なポイントです。
こども用の楽器ではないということです。
大人用の楽器を子供が扱うためにはいくつか補助が必要となります。
ピアノを演奏するためには楽譜を読むということが大事です。
私の教室では見た目もかわいいテキストや教材を多く取り入れています。丸子あかね先生のテキストです。大変な練習でもこの教材なら楽しく取り組むことができると思い選びました。作曲は轟千尋先生です。音作りが新しくオシャレなところも気に入っています。
尾田瑞季さんの季節感あふれるイラストやかわいい動物のイラストで
難しい課題もがんばってみよう!という気になるように思います。
丸子あかね先生の教材のコンセプトは
「自分で譜読みができるようになる」です。
まだまだ拙い指導ではありますがいろいろな生徒さんを指導させていただき
譜読みの重要性を強く感じています。
長くピアノライフを送っていただくためにとても大事なことなのです。
丸子先生のセミナーでお話を聞いたときになるほどなと思いました。
「小さな生徒さんがひらがなや数字を覚えるのは比較的速いですよね。
それは日常毎日ひらがなや数字をどこかでみかけるからです。
でも音符は道にも書かれていないしお店にも並んでいません。
だから毎日音符カードもひらがなや数字のように読むというトレーニングを積み重ねると
必ず読めるようになります」
それと同時に子どもが覚えるのも早いのですが忘れるのも早いので
継続するということが大事です。だいたい3~4年で一生困らない譜読みの力が身に付くようです。
とても根気のいることですね。
でも慣れてきたら読むのが楽しくなってきますので最初の頃のような努力は必要なくなってきます♪
昨日レッスンに来られたKちゃんはおうちのいたるところに音符カードを貼って
読まないと通過できないゲームをしているようです。
楽しそうでいいですね!
ピアノを習いにきた小さな生徒さんが
大きな大人用のピアノの前に座り、前の楽譜を見ながら下の鍵盤を弾くことは難しいのです。だから弾き始める前に必要なお勉強を先取りしておきます。
■音符カード
■リズム
これをしっかりしておけばテキストに入った時にはテクニックの指導に集中できます。
2つの音部記号(ト音記号とヘ音記号)を読み、左右違った指や手の動きをする。
更にたくさんのドレミファソラシドが並ぶ鍵盤との高さの一致
指使い、強弱、スラーやスタッカート…それはそれは小さな生徒さんにとって難しすぎる課題が
山積みなのです。宿題は生徒さんに合ったペースで出しています。
これらの宿題を熟すためには練習に見合った環境を整えていただきたいと思います。
■下に小さなお子さんがいらっしゃって練習に集中できない
■ピアノを置いている場所がリビングでテレビなどの音が気になる
■練習したかどうかもわからないくらいおうちの方が忙しい
■習い事が多すぎて練習時間の確保ができない
■練習時間などの設定がわかりにくい
....
いろいろおありだと思います。
レッスンも練習も同じだと思いますが、ピアノは集中力とこつこつと積み重ねる力が必要です。
集中しないといろいろな課題に気をつけられないからです。
もちろん疲れていたり体調の悪い時にはピアノの練習は不向きです。
私からお願いしたいのは以下の2つです。
■静かに練習に集中できる環境や時間的なゆとりをお考えいただくこと。
■テキストで付き添いや録音を聴いて下さいとお願いしているおうちの方には
お子さんの課題で今週何が課題なのか(どこを褒めたらいいのか)をわかっていただくこと。
もちろん既に環境を整えて下さっているおうちの方もたくさんおられます。
ありがとうございます。
いずれはお子さんが自分で練習できるように導いていきたいと思っていますので
それぞれのご家庭の状況に合ったスタイルで構いませんので
寒くなる前のこの季節に一工夫してみて下さいね♪