ピアノはもともと、西洋の民族楽器です。
西洋の男性が演奏する楽器を、サイズ展開なしで小さな子どもが
演奏するわけです。わかりやすく言えば大人サイズの自転車を小さな子どもが運転する、というイメージです。
バイオリンは身体のサイズに合わせてサイズ展開がありますがピアノはないのです。だから小さな生徒さんがピアノを演奏するにはたくさんの工夫が必要です。鍵盤の幅や重さも大人と同じなので子どもにとって負担の大きい楽器といえるでしょう。
従って、練習の時にはいろいろ準備が必要です。身長に応じて
補助台やアシストセットを必ずご用意いただきたいと思います。
下記サイトをご参考にしていただければと思います。
発表会で使用させていただいた足台やアシストセットが目安となります。何を買えばよいのかわからないという方はご相談下さい。
最近、レッスンで生徒さんに姿勢の話しをすることが多いのですが背中をまっすぐ伸ばして腰の上にきちんと上半身を乗せるとやはり音もよくなります。そしてグラグラと動いたりもたれるような姿勢で演奏しないように気をつけます。
ピアノは、止める(身体の支えや指の付け根など)と、動く(手首や指など)を上手に使い分けることが大事です。